calibre 4.0 の新機能
calibre ユーザーの皆様、お帰りなさい。calibre 3.0 から2年振りです。今回、コンテンツサーバ改良にもっとも時間を掛けました。また、clibre自体も Qt WebKit がメンテナンス終了しましたので、Qt WebEngineへ移行しました。
コンテンツサーバに書誌の編集、本の追加/削除、さらにはcalibre自体がサポートするすべてのフォーマット間での本の変換 機能が搭載されました。これにより、calibreライブラリへの本格的なインターフェースが実現しました。
Qt WebEngine を使用するように変更したことで、電子書籍ビューア、PDF 出力、本の詳細など、calibre のさまざまな部分が完全に書き直されました。後方互換性を維持しながら特徴と機能を維持するためにあらゆる努力が払われましたが、既知の非互換性のリストについては以下を参照してください。
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新しいコンテンツサーバの能力
コンテンツサーバはcalibreのメインインターフェースの主要な機能をすべて備えています。calibre本体と同様に、書誌の編集、本の変換、本や形式の追加・削除などが可能です。サーバーインターフェースからこれらの機能にアクセスする方法を説明した簡単なチュートリアルは、こちらです。
- まったく新しい電子書籍ビューア
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後方互換性
Calibre 4 では Qt WebKit が Qt WebEngine に置き換えられたため、注意すべきl後方互換性の問題がいくつかあります。
- 本の詳細パネルのレンダリングに、フル機能のブラウザエンジンを使用しなくなりました。これにより、処理速度が向上し、リソース消費量も削減されますが、HTMLとCSSのサポート範囲が狭まるため、コメントで高度なスタイル設定を行った場合、十分に再現できない可能性があります。サポートされるHTMLサブセットについては、こちらをご覧ください。
- PDF変換時のヘッダーとフッターについて、テンプレートのマークアップが変更されました。詳細はマニュアルをご覧ください。
今こそ、エネルギーと熱意を惜しみなく注いでくれた calibre コミュニティの皆さんに、心からの感謝を申し上げるに相応しい時です。皆さんの貢献がなければ、上記の機能の多くは日の光を見なかったでしょう。
Note that some of these features were actually introduced during the lifetime of the 3.x series. This document describes new features as compared to 3.0
以前の主要なcalibre リリースの新機能をご覧ください: 3.0, 2.0, 1.0, 0.9, 0.8, 0.7.
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