calibre 6.0 の新機能

calibre ユーザーの皆様、お帰りなさい。calibre 5.0 から1年半振りです。今回の目玉の機能は全文検索です。calibre は オプション指定でライブラリ中の本をインデックス化して、単語やフレーズでライブラリすべてを検索できるようになります。

新しい 全文検索 を使用するには、calibre 6.0 にアップグレードして、calibre の検索バーの左にあるFT ボタンをクリックするだけです。これでcalibre ライブラリをインデックスできるようになり、インデックス処理が完了すれば、検索できます。

  • 全文検索

    calibre は オプションでライブラリ中の本について、すべての本の単語をすぐ検索できるように全文をインデックスします。この機能を使うためには検索バー左端の FT ボタンをクリックしてください。.

    次に、現在のライブラリのインデックス作成を有効にします。インデックス作成が完了すると、ライブラリ全体のテキストを検索できるようになります。ライブラリに新しい書籍を追加すると、バックグラウンドで自動的にインデックスが作成されます。この検索により、特定の単語または複数の単語の組み合わせを含むすべての書籍をすばやく見つけることができます。検索ポップアップウィンドウの例に示すように、他の単語の近くにある単語を検索することもできます。

    最初 2番目
  • 新 CPU アーキテクチャ

    calibreは、macOSではApple Silicon CPUアーキテクチャ、LinuxではARM CPUアーキテクチャのサポートを開始しました。また、(依存関係の一つである) Qtが32ビットCPUのサポートを廃止したため、32ビットCPUのサポートも廃止されました。特にWindowsでは、calibreインストーラーが32ビット版calibreを自動的にアンインストールし、64ビット版Calibreに置き換えるようになりました。これにより、ファイルの関連付けやデスクトップショートカットを手動で更新する必要があるかもしれません。

  • 電子書籍ビューアで読み上げ

    ビューア コントロールの *読み上げ* ボタンをクリックすると、現在のページから本のテキストの読み上げが開始されます。 これは、オペレーティング システムのテキスト読み上げエンジンにより動作します

  • The calibre:// URL スキーム

    calibre:// URLをクリックすると、calibreに様々なアクションを実行させることができます。 個々の本へのリンクを作成したり、他のプログラムから本の特定の場所へアクセスしたりすることもできます。 詳細はマニュアルをご覧ください。

  • 後方互換性

    calibre 6 にはマイナーな後方非互換性があり、注意してください。

    • calibre は Qt 6 に移行したため、一部のサードパーティ製プラグインは、Qt 6 に移植されるまで動作しなくなります。幸いなことに、プラグイン開発者にはプラグインを移植するための期間が半年以上与えられたため、ほとんどのプラグインはすでに移植されています。
    • 同じライブラリで calibre 5 と calibre 6 の両方を使用する場合、 calibre 5 を使用して追加した書籍は全文検索用に自動的にインデックス化されないため、定期的にインデックスを再構築する必要があります。
    • Qt 6 も Microsoft も未サポートですので、Windows 8 のサポートは廃止されました。

今こそ、エネルギーと熱意を惜しみなく注いでくれた calibre コミュニティの皆さんに、心からの感謝を申し上げるに相応しい時です。皆さんの貢献がなければ、上記の機能の多くは日の光を見なかったでしょう。

これらの機能の多くは、実際には5.xシリーズの途中で導入されたものであることに注意してください。このドキュメントでは、5.0と比較して新しい機能について説明します。

以前の主要なcalibre リリースの新機能をご覧ください: 5.0, 4.0, 3.0, 2.0, 1.0, 0.9, 0.8, 0.7.

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