calibre 8.0 の新機能

calibre ユーザーの皆様、お帰りなさい。calibre 7.0 リリースからちょうど1年振りです。この間、calibreでは多くの作業を行ってきました。メインの新機能は新しいニューラルエンジンで、よりリアルな音声読み上げとテキスト音声合成機能を実現したことと、Kobo KEPUB形式の標準サポートです。

  • 改善された Kobo サポート

    calibreは、Kobo電子書籍リーダーへの対応を大幅に強化しました。 Kobo KEPUB形式をネイティブサポートするようになりました。calibreでKEPUBファイルを表示、変換、編集できます。さらに、Koboデバイスに送信する際に、Koboネイティブレンダラーを活用するため、EPUB書籍は自動的にKEPUBに変換されます。 これはKoboドライバーの設定で無効にできます。

    calibre 8.0 より前では、この機能の一部を利用するにはサードパーティ製のプラグインをインストールする必要がありました。 これらはもう必要なくなり、calibre 8 以降ではインストールされていてもプラグインは自動的にはロードされません。 KoboTouch ExtendedKEPUB 入力/出力KEPUB 書誌読み書き プラグインのすべての機能が、calibre に組み込まれました。

    最初
  • よりリアルな読み上げのための新しいニューラルエンジン

    calibre の電子書籍ビューアでは、さまざまな言語でリアルな音声を実現するために Piper ニューラルテキスト読み上げエンジンが使用されるようになりました。 さらに、このエンジンはローカル動作であるため、テキスト読み上げ機能のためにクラウドサーバーにデータが送信されることはありません。

    最初
  • 電子書籍編集時の、オーディオオーバレイ作成ツール

    上記の読み上げ機能の改善を補完するために、本を編集ツールに新しい機能が追加されました。これにより、電子書籍の著者は Piper TTS エンジンを使用して本のオーディオオーバーレイを作成できるようになり、テキスト読み上げ機能のないソフトウェアで本を読む場合でも読み上げられるようになりました。

    さらに、本の HTML に簡単なマークアップを追加することで、著者は本のさまざまな部分をさまざまな音声で読み上げることができ、より没入感のある興味深い体験を生み出すことができます。 このツールには、書籍編集の 「ツール」 メニューからアクセスできます。

    最初
  • 電子書籍ビューア: 様々な改善

    calibre の電子書籍ビューアには、メジャーとマイナーバージョンの両方でさまざまな改善が加えられました。 最も重要なのは、本を初めて開くときの速度が大幅に向上したことです。 40 万語の EPUB ファイルが、一般的なハードウェアで 1 秒未満で開くようになりました。

    電子書籍ビューアでは、ページの位置情報が存在する場合、印刷版の書籍のページ位置の表示とジャンプがサポートされるようになりました。

    電子書籍ビューアにプロファイルのサポートが追加されました。ビューアの設定すべてをプロファイルに保存し、簡単に切り替えられるようになりました。

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  • PDF変換: ヘッダ/フッタの自動除去

    PDF ファイルを電子書籍形式に変換するときに最もよくある問題の 1 つは、ページのヘッダーとフッターが本文のテキストに挿入されることです。calibre に、ほとんどの場合にヘッダーとフッターを自動的に検出して削除する新しい PDF 変換エンジンが搭載されました。


今こそ、エネルギーと熱意を惜しみなく注いでくれた calibre コミュニティの皆さんに、心からの感謝を申し上げるに相応しい時です。皆さんの貢献がなければ、上記の機能の多くは日の光を見なかったでしょう。

これらの機能の多くは、実際には7.xシリーズの途中で導入されたものであることに注意してください。このドキュメントでは、7.0と比較して新しい機能について説明します。

以前の主要なcalibre リリースの新機能をご覧ください: 7.0, 6.0, 5.0, 4.0, 3.0, 2.0, 1.0, 0.9, 0.8, 0.7.

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